キミに想いが届くまで。
「ううん、梅ちゃんが思うようにやればいいんだよ。
友達ってそうゆうもんだから」
さっき私が深田くんにしていたことをしてくれる三浦くん。
触れてる手から熱くなり、鼓動が速くなっていくのが分かる。
すごく、ドキドキする。
確かにこれは恥ずかしいかも……。
深田くんの言っていたことに納得しながらも、三浦くんの優しいセリフに頷いた。
「よっし!これからもよろしくな」
「わっ」
「強いんだよ」
「へへっ」
私と三浦くんの肩に同時に手を回してきた深田くんに驚く。
だけど、すぐに笑顔に変わる。
何だか今日は、目に映るもの全てが色鮮やかに見えたんだ。