キミに想いが届くまで。

気になる女の子





中学1年生の春。

いろんな小学校から集まり人数もいっきに増えたため、まだ知らない人も多い。



けど俺、三浦奏汰はそれなりに友達もできて中学生生活はすでに楽しいものであった。


クラス全員と早く話してみんなと仲良くなりたい。



人と関わるのは好きだから、中学生最初の目標はそれだった。




今日もいつものように仲良いやつらと騒いでたけど、提出物がまだできてないことに気づいた俺は休み時間を利用して片付けてしまおうと考えた。


だから、席に戻ろうと机の間を歩いていた時。



顔を伏せている子から何かブツブツ言っている声が聞こえた。


思わず足を止めて、じーっとその子を見つめる。


と、すぐに顔をばっと上げてその勢いに思わず顔を後ろに引いた。




「わっ!ビックリした」



なんて素直な声が出た。

驚く俺とポカンとした表情をするその子。





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