春の音
出会い
それはふとした事だった

「綺麗ですね」

家の近くの公園で時折チェロの練習をしていた。

後ろを振り返ると見知らぬ男性が立っていた。

「そうですね、春ですね。」

私はそう返すと辺りを見回した。
桜が一面咲き誇っていた。

「また、聴きにきますね。」

そう言って彼は去っていった。

変な人...と思いつつも
嫌な気はしなかった。

その日は練習を終え、家路に着いた。
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