letter〜この出会いは運命〜


次の日私は学校へ向かおうと玄関を出ると
夜美ちゃんと新地くんが居た。





夜美ちゃんはともかく新地君は私の家を知らないはずなのに。





しかも何故か夜美ちゃんはしかめっ面、新地君は仏頂面をしている。





「ひっ!お、おはよう」




なんか2人の顔が怖くてひっ!何て言ってしまった。




「ひっ!て何よ。まぁ、おはよう」



「おはよ」




2人とも声のトーンが低い・・・・・。




「と、とりあえず学校行こ?」




と言って3人で歩きだした。



凄く空気が重い・・・・・





「ど、どうしたの?2人ともそんな顔して、夜美ちゃんも新地君も折角の美形が台無しだよ?」





「和歌みたいな美少女に言われても説得力無いし。」




と夜美ちゃんが真顔で言った。





夜美さん、真顔、怖いです




すると新地君が口を開いた。




「さっき俺が学校へ行ったら校門をくぐるなり女の子たちが押し寄せてきてさ、怖くなって逃げた。」





夜美ちゃんは



「私もそんな事だろうと思って和歌を迎えに来来る前に学校によったら新地君が女子に追われてて・・・・・」



「で、私のおうちに連れてきちゃった訳か。」



すると次の瞬間




「こんな浮気し放題の女好き男に私の和歌はあげられないわ!」




と叫んだ。




これには犬のお散歩中のお婆さんもびっくり。



私もびっくり。











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