letter〜この出会いは運命〜


「おはよう。今日のことを考えてたらドキドキして寝れなくて早く来ちゃった。」






「お待たせ!それ私もだよー!新地君と回れるって思ったら嬉しくて!」




「それ、他の男に言っちゃダメだよー?」




そんなたわいの無い会話をしながら水族館に向かう。






「うわぁー!おっきぃーーー!」






入って一番に目に入ったのはとても大きなシロナガスクジラ。







大きな水槽を大々的に掲げる水族館は本当に敷地が大きくて、シロナガスクジラが悠々と泳いでいた。




途中で




「ねぇ?手ぇ繋いでもいい?」





って言われた時はドキドキした。





新地君の手は私よりも大きくて暖かい。







あぁ。新地君に恋してるって思えた。





ぶらぶらしてるとクラゲエリアに着いた。






「俺さクラゲって好きなんだ。なんかふわふわしてて手の上に乗せたくなる」







「それわかる!なんてツンツンしてみたいんだー!」






お土産ショップに行くと沢山お土産があった。





夜美ちゃんへのお土産何にしようかなぁ。





すると夜美ちゃんによく似た猫目のイルカのぬいぐるみがあった。猫目なのに全然怖くなくてかわいい。





つい即決して買ってしまった。





自分たちには可愛いシロナガスクジラのぬいぐるみにした。





恋人同士で持てる様になっててシロナガスクジラにはゴールドのハートのチャームが付いている。




名前も入れれるみたいなのでA♡Wと入れて貰った。







新地君のお友達の深澤鏡夜[フカザワキョウヤ]君にも買うことになって深澤くんにはサメのぬいぐるみをあげることにした。









「お土産も選んだしもう家に帰ろうか?」






新地君が私にきいた。





まだいっしょにいたいんだけどなぁ。




良し。勇気を出してみよう。






「まだ・・・・・。まだいっしょにいたい、」






怒られるかと思ったけど、新地君はびっくりした顔をして微笑んだ。





結局私は新地君のお家におじゃますることになった







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