letter〜この出会いは運命〜





新地君のお家に着いた。






いや、これ絶対家じゃないよ?




凄く大きな一軒家で四階建てらしい。
普通の一軒家のレベルを遥かに超えている・・・・・。




大きな門まで付いていて自動で開ける門だった。




どうやって開けるんだろうと思っていたら
新地君は普通に入っていく、




お金持ちなんだなぁ。。。






「どうぞ。」






新地君は優しく微笑んで2枚の両開きの扉を開けて中へエスコートしてくれた。





「お邪魔します」






玄関は広くて上には大きなシャンデリアが付いている。




エントランスに行くと高級そうな机と黒革のソファーが会って焦った。






親は居ないから緊張しないで?と言って頭を撫でてくれた。




恥ずかしい・・・・・。





先に上がってて?と言うのでお部屋に行かせてもらうことになった。





階段を上がって左に曲がって突き当たりらしい





新地君の部屋に入って見ると、中ははとても広くてモノトーンで統一されている。





きっと私のおうちのリビングぐらいいや、それよりもっとあるよ。






「飲み物、オレンジジュースで良かった?」






「うん!ありがとう!大好き!」






そう言った瞬間新地君は私を抱き寄せた。





「それ・・・・・。反則。」







新地君は顔を真っ赤にしている







「いや、オレンジジュースの事で・・・・・」






「何?聞こえない。」





そう言って私をお姫様抱っこした。





「え、新地君ちょっと待って?重いでしょ?」







「重くないし待たない。あと、碧泉な?」






そして私をベッドの上に置いた。





まるで壊れやすい物を扱ってるみたいに。







そして私の唇に静かに自分の唇を重ねた。






最初は触れるだけのキスがだんだん深くなった。




初めてで息できなかったけど、凄く嬉しかった。



見つめあって



「すきだよ?和歌、愛してる、」







「碧泉。私も愛してる。」





そう言えるだけで幸せ。


















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