唯一愛した君へ
なんとなく、わかっていたけど今日は泊まる予定だったから寂しかった。
でも『ほんまごめん』という声が切なげで、
族関係のことだろうし、しょうがないと思った。
『…ううん、平気。
それより、シンは大丈夫?』
電話があってから、元気がない。
よっぽどのことなのかもしれない…。
そう言うとシンはあたしを、ジッと見つめてから、
『大丈夫やで!』
いつもより力無く笑って、
あたしの頭を撫でた。