唯一愛した君へ
「…お前、変わったな」
…ああ、そうだよ。
俺はもう、あの頃の俺じゃない。
「……お前は変わらねぇな、マサ」
ははっと、マサは可笑しそうに笑った。
「…それは良い意味で、ってことで受け取っとくよ」
それに、俺は否定も同意もしない。何も言わなくても、こいつにはわかってしまうだろうから。
周りの桜並木に目を移すと、桃色に色づいたそれは、今が満開と言わんばかりの咲きっぷりで、とても綺麗だった…。