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学校に着くと早速朝の出来事を木野に話した。

「そんなに神無月先輩って無愛想なかんじなの?」

「んー…無愛想っていうか…人付き合いが悪くて…」

「そうなんだー…学校では隠れファンもいるのにね。」

「えっ!?」

隠れファン!?

神無月に!?

「知らないの?神無月先輩ってイケメンじゃない?だから、ファンの人がいるんだって。でも、そのことを気づかれちゃうと神無月先輩に怒られちゃうから、こそこそって行動してんだって。だから、隠れファンって呼ばれてるんだよ。」

なるほど…

確かに神無月はファンとかうざがって近づけなさそうだ。

それに神無月の怒りは普通にイラついてるだけでも、人の2倍怒られた気がするほど迫力がある。

逆鱗に触れたら最悪だ。

だからってこそこそ追うほどの男なのか…?

よっぽど今原のほうが顔が整っていると…

そのことを木野に言うと

「あぁー!昴くんも人気だよー!特に先輩から」

「先輩?なんで?」

今原は先輩との関わりが一切ない。

部活も入ってないし、ガン飛ばしているわけではないはず…

「1年生の中では1番カッコいいって言われてるんだってー!それにもともとシェアハウスに住む人は人気になるからねー!」

はっ!?

シェアハウスに住む人が…

人気になる?
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