逆転LOVER☆







手を・・・繋ぐって事で合ってるんでしょうか。


あたしが怖くないように・・・?








「置いてくぞ」






歩きだそうとする三澤くんの腕にしがみつき、

あたしはそっと三澤くんの手に自分の手を重ねた。






温かくて大きな手。

不思議とさっきまでの恐怖心が薄れた気がした。








ありがとう・・・三澤くん。







出口が見えて僅かな隙間から光が漏れていた。

未だに繋いだままの手。




こうゆうのってあたしから離すべきなんでしょうか。


ためらってる間に出口についてしまった。







「あの・・・三澤くんありがとう・・・。」






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