運命の人。~俺様教師と秘密の恋~
体育祭、テストも終わって、
季節はもう6月。
「じゃあテスト返すぞ~
名前呼んだら取りに来いよ~」
次々に名前を呼ばれ、
教壇に答案用紙を取りに行く。
「篠崎~
他の教科は良いのになんで
俺の生物だけ悪いんだよ。
嫌がらせか?」
陽一にブツブツ文句を言われながら
用紙を渡された。
「何なに~ユメ何点だったの?」
「…70点」
「普通にいいじゃん!
私なんて一番良いので65点だよ!?
他は50点以下だし」
「お前はもっと頑張れよ
一応受験生だろが」
不満そうに言う里佳に
陽一がすかさずツッコミを入れた。
キーンコーンカーンコーン…
「ねぇねぇ、折角テストも終わったんだし、遊んで帰ろうよ!」
放課後、
里佳の提案でいつものメンバー四人でカラオケに行くことになった。