続・生きる。


幹部室に行くとさっきの4人がいた。


「なにしてんの…」


「ん、もう帰るとこ~。」


「下まで送るよ。」


「由茉が?珍しいな。」


晴輝がそんなことをいう。


「新しい子たち覚えたいから。

下に行くついで。」


私は幹部室へ荷物をおいてみんなと下へ降りた。


「もうお帰りですか?」


話しかけてきたのは和真だった。


「うん、俺も仕事あるしね。」


「少しいいですか?紹介するんで…」


「いいよ。」


そういうと秀が新人君たちを集めた。


「こちら晴輝さん。湊さんの前の総長。

こちらが飛鳥さんでこちらが航大さん。

晴輝さんの代の幹部。

で、こちらが一輝さん。

晴輝さんの前の総長だ。

晴輝さんと一輝さんは由茉さんのお兄さんだ。」


和真は一通り説明した。


「時間とらせてすみません。

お疲れ様です。」


和真がそういうと4人は帰っていった。


「由茉さんは何してるんですか?」


秀が聞いてきた。


「みんなの顔と名前覚えたくて。」


「由茉さんらしいですね。」


秀はそう言って笑った。
< 11 / 953 >

この作品をシェア

pagetop