続・生きる。
幹部室に行くとさっきの4人がいた。
「なにしてんの…」
「ん、もう帰るとこ~。」
「下まで送るよ。」
「由茉が?珍しいな。」
晴輝がそんなことをいう。
「新しい子たち覚えたいから。
下に行くついで。」
私は幹部室へ荷物をおいてみんなと下へ降りた。
「もうお帰りですか?」
話しかけてきたのは和真だった。
「うん、俺も仕事あるしね。」
「少しいいですか?紹介するんで…」
「いいよ。」
そういうと秀が新人君たちを集めた。
「こちら晴輝さん。湊さんの前の総長。
こちらが飛鳥さんでこちらが航大さん。
晴輝さんの代の幹部。
で、こちらが一輝さん。
晴輝さんの前の総長だ。
晴輝さんと一輝さんは由茉さんのお兄さんだ。」
和真は一通り説明した。
「時間とらせてすみません。
お疲れ様です。」
和真がそういうと4人は帰っていった。
「由茉さんは何してるんですか?」
秀が聞いてきた。
「みんなの顔と名前覚えたくて。」
「由茉さんらしいですね。」
秀はそう言って笑った。