続・生きる。


そして放課後、私は湊に家まで送ってもらった。


「湊、ありがと。

今日行けなくてごめんね?」


そう話してると晴輝が家から出てきた。


「晴輝さん、お久しぶりです。」


会ったのは爽の元カノの時以来かなぁ。


「おう」


晴輝がいたら今日はキスなしか。


「じゃーね、湊。

また明日。」


「由茉。」


"ちゅっ"


湊が私にキスをした。


そして離れてすぐ


"バシッ"


「人の家の前でなにしてんだよ。

しかも俺の目の前で。」


晴輝が湊を叩いた。


「はは、すみません。

でもこれ日課なんで。

やらないと由茉寂しがるんですよ。」


「…湊変わったな。

前は死んだような目してたのに

ずいぶん明るくなったな。」


「由茉のおかげですね。

それじゃ俺帰りますね。

晴輝さん、また遊びに来てください。

失礼します。」


湊は頭を下げて帰っていった。


「由茉、早く着替えてこい。」


「はーい。」


私は部屋へ向かった。

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