続・生きる。
十数分後……
「あ、湊くる。」
「……湊の音?」
「うん。」
その後すぐ一台のバイクが止まった。
「おう。」
湊がきた。
「湊、ごめんね?」
「いや、それより颯大丈夫か?」
「俺は平気。由茉来てくれて助かった。」
「ったく。
颯は俺んち泊まれ。
このまま俺んち行こう。
颯んちはちょくちょく見に行かせるから。」
「あぁ、悪いな。」
湊と颯で話が進んだ。
「由茉、送る。」
湊がこちらを見た。
「うん、ありがと。」
私は湊に駆け寄り、バイクに乗って帰宅した。
「湊ありがとね。」
「由茉。」
私を呼ぶともう一度キスをした。
「ふふ、2回目だね。」
「あぁ、ラッキーだな。」
湊はそう言って私の頭を撫でた。
「おい、俺いるんだけど。」
颯の不機嫌な声が聞こえてきた。
「そうだった。
じゃあ俺ら帰るな。
また明日な。」
「うん、二人ともおやすみ。
颯、ゆっくり寝てね。」
私は二人に別れを告げ、家にはいった。