続・生きる。
「あれ?二人ですか?」
下で秀が話しかけた来た。
「うん。ちょっと出掛けてくるわ。」
爽がそう言って出ていった。
「爽の後ろ初めてだ~」
「そういやそうだね。ゆっくり行くね。」
「ありがと。お願いします!」
しばらくしてついたのはショッピングモール。
「ここならなんかあるでしょ。」
「ありがとね、爽。」
「お礼早いよ?」
「あはは、そっか。」
私たちはそんな会話をして中へ入った。
「ねぇ、湊誕生日いつなの?」
「15日。今日が7日だから来週だね。」
「来週かぁ、爽が教えてくれなかったら
知らないまま過ぎてたよ。よかった。」
「知らないまま過ぎることはないよ。
みんなで盛大に祝うからね。」
「へーそうなんだ。」
「あれでも総長だからね。」
湊をあれでも…何て言えるのは爽だけだろうな。
「ところで、なにあげる?」
「んー、なにがいいかなぁ…
あんま高いものは買えないけど
常に身に付けられるものがいい。」
「ならアクセサリーが定番かな?
湊は香水つけないしな。タバコも吸わないし。
あ、腕時計とか?あー、でも買い替えたばっかだし。」
うーん、と悩む爽は本当に湊のこと知ってるんだなと
ちょっと羨ましくなった。
「ま、あいつは由茉がくれたものなら
何でも嬉しいんだろうけどな、結局。」
「もー!それ一番悩むよ!!」