続・生きる。



私たちはラーメンを食べてから

また幹部室へ戻った。


それにしても…


ひま。


何にもすることがないよー。


本当は下行きたいけど…


湊がだめっていうだろうし。


「湊、下いって来ていい?」


「だめ。」


だと思いました。


「由茉ちゃん、一緒にお菓子食べる?」


「まだお腹いっぱい。」


哉斗が気使ってくれたけどそんなに食べられない。


「純、しりとりしよ。」


「は?てめーはガキか。」


「純ひどい。」


「お前よりはひどくない。」


「湊、純がいじめる。」


「じゃあぶん殴っとくか。」


「おい、湊。」


で、会話終了。


「私もう帰ろっかな。」


「は?もう?」


不機嫌そうな湊。


「だって暇なんだもん。」


「帰ったって暇だろ。」


…まあそうだけどさ…。


「由茉、ちょっとおいで。」


爽が私をキッチンという名の厨房へ呼んだ。


「爽、なに?」


「今月、湊誕生日。」


「え!?」


「シー!

プレゼント買いに行く?暇なんでしょ?」


「うん!行きたい!」


「じゃあ行こう。」


私たちは幹部室へ戻った。


「ちょっと由茉と出掛けてくるわ。」


「は?二人で?」


「そう、二人で。たまには由茉貸してよ湊。」


なにも答えない湊。

ダメと言えないけど認めたくない

といったところかな?


「湊、行ってくるね?」


私がそういうと


「…早く帰ってこいよ。」


行かせてくれた。


「うん!行ってきます!」


私たちは幹部室を出た。
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