続・生きる。
私たちは花火を見たあと
溜まり場へと戻ってきた。
私はしばらく湊と爽の帰りを待っていたけど
日付が変わっても帰ってこなかった。
「由茉ちゃん、一輝さんたち心配するよ?
そろそろ帰ろ。」
「…うん。ごめんね、遅くまで。
ごめん、颯、送ってって。」
「わかったよ。行くぞ。」
私は颯と一緒に部屋を出た。
「どうして俺なの?」
「なんとなく。
純は家の場所知らないし
それに運転荒いから怖い。
哉斗か颯なら、今は颯の気分だったの。」
「…ごめんな、何も言えなくて。
俺らも勝手に話していいのかわからないから。」
「うん。仕方ないよ。
颯が謝ることじゃないし。」
それに私は湊から聞きたいから。