続・生きる。
そして駅を出て2分…
私はナンパに捕まってしまった。
「ねー、行こうよー。」
「俺らといると楽しいよ?」
「だから行きません!離して!」
はーしつこい。
こんなことするために来たわけじゃないのに。
「もーしつこい!」
「なにしてるんですか?」
この声…私は思いっきり振り返った。
「こんなところに一人で…
危ないですよ。」
「…和真…」
「その手離せよ。」
和真は私の前にいるナンパ男に言った。
「は?」
「その手、離せっつってんだよ」
ビクッ
怖くて私が肩を震わせてしまった。
ただビビったのは私だけではなく
目の前の男たちも去っていった。