続・生きる。
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湊side


「湊さん。」


俺はいつも通り昼頃溜まり場へついた。

いつも通り上に上がろうとしたら

和真が話しかけてきた。


「どうした?」


「由茉さんと昨日会いました。

由茉さん一人で出歩いてましたよ。

男に捕まっていました。

…どうして由茉さん連れてこないんですか?

あんな寂しそうな由茉さん見たの初めてです。」


…どうしてって…

由美さんが来てるときに連れてこれねーよ。


「由茉は、そのあとは?」


「俺が連れ回しました。」


「は?」


「由茉さんに笑ってほしくて

俺が連れ回しました。」


「…由茉、俺の女なんだけど。

わかってんの?」


「わかってます。

けど今由茉さんを悲しませてるのは湊さんです。」


「…調子乗ってんなよ…。」


俺は和真の胸ぐらを掴んだ。


けどその腕はすぐに離された。


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