続・生きる。
翌日ー
ピンポーン
「あれ、雄どうしたの?」
「遊びに来た。」
「ふーん?まあ上がりなよ。」
リビングでは一輝が寝ていたため
私は飲み物をもって部屋へ案内した。
「なにあった?」
「…え?」
「元気ねーじゃん。
最近湊さん違う女連れてくるし。
姫やめたのかよ。」
「さぁね。私はなんにも知らない。
なんにも聞かされてないからわかんない。」
「どうすんの?」
「どうしようもないでしょ。
来るなって言われてるし。
連絡もないしね。」
「ふーん。」
「心配してきてくれたの?」
「別にそんなんじゃねーけど。
気になった。それにみんな由茉のこと気にしてる。
少し湊さんへの不信感も出てるしな。
だから話聞きにきた。」
「そっか。
昨日はね、和真に会ったの。たまたまだけど。
久々に笑った気がする。」
そんな話をしていたら
階段から聞き覚えのある足音が聞こえてきた。
「…湊?」
「え?」