続・生きる。
そして翌日ー
今日は終業式なので資料室にいます。
「昨日怒られたか?」
湊が聞いてきた。
「もちろん。
颯に甘えるなってことと
湊を見習えって。
すーっごく怒ってた。」
「由茉ならできるって思ってるからだよ。」
「でも考えてることもバレバレで
本当に怖かったよー。
結局晴輝に助けられたんだけどさ。」
「でも殺気は出さないだろ。
俺らに怒るときは殺気が溢れてるからな。
由茉には優しいよ、一輝さん。」
「あれで?
もう泣きたかったよ。」
「ま、由茉のことそれだけ考えてるってこと。」
「…まあ今回は夕飯質素じゃなかったけど。」
「そこかよ!」
颯が突っ込んだ。