続・生きる。


そして翌日ー

今日は終業式なので資料室にいます。


「昨日怒られたか?」


湊が聞いてきた。


「もちろん。

颯に甘えるなってことと

湊を見習えって。

すーっごく怒ってた。」


「由茉ならできるって思ってるからだよ。」


「でも考えてることもバレバレで

本当に怖かったよー。

結局晴輝に助けられたんだけどさ。」


「でも殺気は出さないだろ。

俺らに怒るときは殺気が溢れてるからな。

由茉には優しいよ、一輝さん。」


「あれで?

もう泣きたかったよ。」


「ま、由茉のことそれだけ考えてるってこと。」


「…まあ今回は夕飯質素じゃなかったけど。」


「そこかよ!」


颯が突っ込んだ。


< 326 / 953 >

この作品をシェア

pagetop