続・生きる。
「由茉さん、今年もうまいです!」
「ありがと。哉斗と一緒にだけどね?」
「哉斗さん!うまいです!」
「いっぱい食えよ。」
「はい!」
みんな元気だなぁ…
そう思いながら私はケーキを食べていた。
「由茉、食べないの?」
「あ、爽。
うん。味見という名のつまみ食いしてたから
お腹すいてないの。」
「なにそれ。」
はは、と笑う爽。
「だって哉斗が食べてみて!とか
味見して!って食べさせるから。
みんな食べてるの見てる。」
「じゃあこれ。
俺からのクリスマスプレゼント。」
「え?」
爽の手には大きな茶封筒。
「中見ていい?」
「うん。いーよ。」
中を見るとそこには
「…写真…。」
そこには私が如月の姫になってからの
みんなとの写真がたくさん入ってた。
「ずっとこっそり撮ってたんだ。
っていうかみんなが撮ってたんだ。」
とにかく枚数がすごく多い。
みんなこんなに撮ってくれてたんだ…。
その中には湊とのキスの写真もあったり…。
「これ誰とったの。」
「俺。」
爽ですか…。
「スッゴい嬉しい。ありがと!
大事に飾るね。」
「どーいたしまして。」
「湊にも見せてくる!」
私は湊のところに行った。
「湊!爽から写真もらった~。」
「あぁ、だから由茉の写ってる写メ集めてたのか。」
「集めてたの?」
「あぁ、理由は知らなかったけどな。
みんなに声かけてた。」
「そっかぁ…。嬉しいな、そういうの。」
「よかったな。」
「うん!部屋にもいっぱい飾るし
アルバム買わなきゃ!」