続・生きる。



「こうやって湊と席で話すのも

今日で最後なんだね。」


「だな。」


「そういえば3学期は席替えしなかったね。」


「純があの席だからな。

誰も言えなかったんだろ。」


「あー、なるほどね。

確かに純言わなかったもんね。

でもしなくてよかった。

湊と席近かったし。」


「そうだな。最後だし。」


「ってかさずっと思ってたんだけど

哉斗と純隣でしょ?

日直どうしてたの?やってた?」


「哉斗が女に頼んでた。」


「……哉斗…。」


「あいつもそのうち刺されるな。」


「全く。懲りないねー。」


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