続・生きる。
そして待ちに待った体育祭ー
私の出る100走は最初なので
あっという間に終わった。
私は2位という微妙な順位。
そのあと200走が終わり、次は障害物競争。
ネットをくぐったり、高い壁を乗り越えたり
たくさんのタイヤ引っ張ったり。
私たちのクラスの目の前には
勉強系で問題を解くのがある。
哉斗にはどれも余裕そう。
生徒席はテントがあり、シートが敷いてあって
どこに座ってもいいらしいので
私たちはテントの一番前に座った。
私の左には莉桜、右には湊、
湊の向こうには爽
後ろには颯と純がいた。
「あ、次哉斗だよ。」
爽がそんな風に言った。
「ほんとだ。
哉斗~!がんばれー!」
私がそう言うと手を振る哉斗。
「哉斗なら余裕だろ。」
そんなことをいうのは湊。
「問題のところでめんどくさいやつだったり
哉斗の苦手なものじゃなければいいけど。」
と爽が言う。
そんなことを言ってたら哉斗がスタートした。
哉斗はどれも楽々で一番で
勉強問題のとこに来た。
哉斗は問題を箱から取ると
「うわ!めんどくせー!」
と言い出した。そしてこちらにきた。
「由茉ちゃん!これ!」
紙を見るとそこには
『訳して日本語で答えなさい。
相談は可、英語教師は不可。』
と書かれており、その下には長文英語。
私はすぐに書いてあることを読んだ。
「大化の改新だね。」
書いてあることは大化の改新についての
基礎だったから英語さえ訳せばすぐだった。
「さんきゅ!」
そう言って哉斗は答えを言って通過し、
最後の壁を乗り越えて1位でゴールした。