続・生きる。



「純、頑張ってね!」


「おう、余裕。」


そう言った純を見送った。


「あ、莉桜。おかえり。」


莉桜は秀とご飯を食べてたみたい。


「ただいま。

秀もこれから出るよ。」


「え、そうなの?」


よく見たら秀と雄もいた。


「秀~!雄~!頑張ってー!」


二人にも応援しといた。


「あの二人も長距離なんだね。」


「あの二人は去年も1,500で速かったぞ。」


「へーそうなんだ。」


湊が教えてくれた。


そんなこんなで1,500mが始まった。

先頭は秀。そのすぐ後ろに雄と純がいた。


「これで最後まで動かないからな。

面白くないけど。」


そう言ったのは爽だった。

確かに3人は後ろをどんどん離している。


「…7周半か…長いね。」


私は莉桜としばらくおしゃべりをしていた。


「そろそろ動き出すよ。」


爽がそう言ったのでグランドに目を向けた。

ラスト1周とちょっと、3人のペースが

一気に早くなったのだ。


「あんなに走ったのにまだ体力あるんだ。」


私がそんなことを言ってると

いつの間にか

雄と純が秀を抜かして一騎討ち。

結果は純が抜いてそのままゴール。

そのあとすぐ雄がゴールし、

秀もゴールした。

3人はなにか話している。


< 82 / 953 >

この作品をシェア

pagetop