続・生きる。
「純、頑張ってね!」
「おう、余裕。」
そう言った純を見送った。
「あ、莉桜。おかえり。」
莉桜は秀とご飯を食べてたみたい。
「ただいま。
秀もこれから出るよ。」
「え、そうなの?」
よく見たら秀と雄もいた。
「秀~!雄~!頑張ってー!」
二人にも応援しといた。
「あの二人も長距離なんだね。」
「あの二人は去年も1,500で速かったぞ。」
「へーそうなんだ。」
湊が教えてくれた。
そんなこんなで1,500mが始まった。
先頭は秀。そのすぐ後ろに雄と純がいた。
「これで最後まで動かないからな。
面白くないけど。」
そう言ったのは爽だった。
確かに3人は後ろをどんどん離している。
「…7周半か…長いね。」
私は莉桜としばらくおしゃべりをしていた。
「そろそろ動き出すよ。」
爽がそう言ったのでグランドに目を向けた。
ラスト1周とちょっと、3人のペースが
一気に早くなったのだ。
「あんなに走ったのにまだ体力あるんだ。」
私がそんなことを言ってると
いつの間にか
雄と純が秀を抜かして一騎討ち。
結果は純が抜いてそのままゴール。
そのあとすぐ雄がゴールし、
秀もゴールした。
3人はなにか話している。