イブにあいましょう
「では本田さん。競り開始の前に、会場の皆様に一言、お願いします!」
「あぁ・・・本田です。えっと、こういうの初めてで、オペのときよりかなり緊張してるんですけど」と紀章さんが言うと、会場から笑いと拍手が起こった。
「僕、デートの内容とか、全然考えてないです。誰が僕を競り落としてくれるのか分からないから、その人と一緒に考えたいなと思ってますので、よろしくおねがいします」
そう言ってペコリとお辞儀をした紀章さんに、また会場内に拍手が湧く。
私もドキドキしながら密かに拍手を贈っていた。
「はーいっ!本田さん、どうもありがとうございました!それでは、オークションを始めます!まずは1000円から、スタート!」
「2000円!」
「3000!」
う、うわすっごーい。
あっという間に金額が跳ね上がっていくのを、私は感心しながら、でも、なぜかハラハラしながら見ていた。
「あぁ・・・本田です。えっと、こういうの初めてで、オペのときよりかなり緊張してるんですけど」と紀章さんが言うと、会場から笑いと拍手が起こった。
「僕、デートの内容とか、全然考えてないです。誰が僕を競り落としてくれるのか分からないから、その人と一緒に考えたいなと思ってますので、よろしくおねがいします」
そう言ってペコリとお辞儀をした紀章さんに、また会場内に拍手が湧く。
私もドキドキしながら密かに拍手を贈っていた。
「はーいっ!本田さん、どうもありがとうございました!それでは、オークションを始めます!まずは1000円から、スタート!」
「2000円!」
「3000!」
う、うわすっごーい。
あっという間に金額が跳ね上がっていくのを、私は感心しながら、でも、なぜかハラハラしながら見ていた。