イブにあいましょう
テレビの正面向かいに置かれたソファに、隣同士座った私たちは、手を合わせて「いただきまーす」と言うと、早速年越しそばを食べ始めた。

「・・・ん・・・うめぇ。りさ子ぉ。おまえ、マジで料理上手くなったなぁ」
「そりゃそーよ。今はこれで生計立ててるんだし・・・紀章さん」
「ん?」

お箸を置いた私は、「ごめんなさい」と紀章さんに言って頭を下げた。

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