イブにあいましょう
「うぅっ・・・」
「愛想尽かすどころか・・・愛してる」
「の、のりあきさ・・・」

思わず顔を見上げると、そこには彼の笑顔があった。
鼻筋の通った雅な顔立ちは、相変わらずカッコ良いのに対して、泣きじゃくった私は、涙で頬はグショグショに濡れて、きっとヘンな顔に違いない。

「愛してるよ、りさ子」
「わたしも。愛してる、ぅぅ」
「愛してる」

彼の顔が近づいて、そっと頬にキスしてくれた。
それから何度も私の頬にキスの雨を降らせて・・・やっと唇にキスをしてくれた。



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