Snow globe
かのが俺を好きだっていうのは傍から見ても、余程の鈍感じゃなければ気づいていた。


でも本人が気づかなくちゃ意味が無いから放ってたんだけど、流石にやり過ぎたかも。


思わず笑ってしまったのを、かのは見逃してはくれなかった。



「ちょっと、何で笑うの!てか、どういうこと!?」


「詳しいことは、家帰ってから話そう?ここ寒いし、モカ可哀想」



文句を言うかのの手を引いて家に帰ろうとすると、かのが俺の手を引っ張って止めた。



「何?」



寒いのは苦手だから早く家に帰って温まりたいのに。



「けいくん、メリークリスマス。言ってなかったでしょ?」


「あぁ、確かに。メリークリスマスって言っても後5分だけど」



クリスマスはそんな楽しめなかったけど、ま、いっか。


何て思ったりもした。


だって、かのと付き合うことが出来たから。


かのが貰える。


それが俺にとって1番のクリスマスプレゼントになったのは間違いなかった。
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