Snow globe
✱  ✱  ✱

昔からけいくんは皆に優しくて、クラスの人気者だった。


その時にも元々赤ちゃんの時から知っていたし、家は隣だし、お母さんたち友達だし、幼稚園一緒だったし、幼馴染だったから、好きだった。


ただ、友達に対する好きと異性に対する好きの違いがわからなかった。


それは何年経っても同じで、皆が初恋を経験していく中私だけ追いてかれていた。



「かの、好きな人居ないの?」


「好きな人?んー、皆好きだよ?」


「皆って……。それは友達としてでしょ?ほら、けいくんは異性として好き?」



ーーーまたそうやって、けいくんとの事を聞くんだ。


皆が皆、私にけいくんは?と聞いた。


そんなにけいくんのことを好きかどうか聞かれても、私は分からなかったし取り敢えず否定するしかなかった。



「何言ってるのほのちゃん。けいくんは、幼馴染だよ」



だから……。


安易に言ってしまった私が馬鹿だったんだって、本当に後悔した。



「ふーん。じゃあ、けいくんがもし私と付き合っても、かのは何とも思わない?」



そんなことを言われるのは初めてだった。
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