Snow globe
✱  ✱  ✱

「……おーい、かの?」


「へ?……わ!!」



ふと我に返って前を見ると、けいくんが私の顔の前で手を降って覗き込んでいた。


そしてけいくんの隣には、ほのちゃんが。


いつも私とけいくんがまず一緒に行って、途中からほのちゃんが合流する。


そして、私は2人から離れていつも先に行くんだ。



「ほのちゃん、おはよ!じゃーねっ。また後で!」



早口に言って、走って距離を取る。


ほのちゃんは、嫌いじゃない寧ろ好き。


けど、やっぱりどう接すればいいかあの日以来わからなくなった。


私の行動がどうほのちゃんに見えていて、伝わっているか何て分からない。


ただ、私が2人が一緒に居る姿を見たくないだけ。


ただ、私が逃げてるだけ……。



「かーの!」


「……あ、おはよ」


「あーもう、相変わらず元気無いなぁ!」



そう言って背中をバンっと強く叩くのは、新しく友達になったさき。


高校に入って、2人と離れた私に声を掛けてくれたさきには全てが知られている、
< 6 / 23 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop