恋愛図書館
「それで、ご両親に連絡する前に…
早坂さんに伝えなければ、と思ったんです。

何故だか分かりますか?」


「…っ、はい。
ありがとうございます…」


先に結歌の親に伝えられてたら、俺は会わせてもらえなかっただろう…

当然そう思って、感謝の気持ちを募らすと。


「たぶん…
早坂さんが思ってる通りの理由です。

ただ、それだけじゃありません」


そう続けられて…
自然と耳を傾ける。



「…あの子、サナって言うんです。

すごく、可愛いでしょ?」


「え…、あ、はい」


いきなり逸れた話に軽く戸惑いながらも、視線の先にその子を映した。

相変わらず元気のない様子を、少し心配な気持ちで見つめてると…



「結歌の娘です」




瞬間。


頭が真っ白になって、固まって…



後から波のように、動揺と激しいショックが押し寄せる…!






ーもう既に他の人と結婚してたら、とか。
そーゆーの考えなかった?ー


考えてた最悪なパターンに…
胸がショックで八つ裂かれる!
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