恋愛図書館
スーパーぐらいで、やたらはしゃいでた俺達だけど…
2人での買い物は、ほんとに楽しくて。

そんな俺にはもう1つ、心騒めく理由があった。


この後いよいよ、結歌の部屋が見れる!



桜菜に案内された家に着くと…
まるで付き合い始めみたいなドキドキ感で、鍵を回した。


中は…

こじんまりとした、6畳ほどの1Kで。


結歌らしい雰囲気に懐かしさが込み上げたり…

主(あるじ)不在の状況や、俺の居場所がない現実に、切なくなったり…

狭い部屋から、豊かではない生活を想像して、申し訳なくなったり…

いろんな想いが交錯する。



のも束の間。


「パパぁ、おなかすいたぁ!
はやくつくろ〜?
まずは てをあらうんだよっ?」

しっかりした、可愛い桜菜に絆される。



そして一緒に作り始めると…
俺の料理の手捌きに、弾んでた愛らしい声は興奮の声に変わって。


それは食べ始めると感激の声に進化して…
俺の満足感をどうしょうもなくくすぐった。
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