恋愛図書館
しばらく俺は、身体の中で激しく暴れる感情に翻弄され続けて…
だけどなんとか宥めながら…
次の本、次の本へと読み進めた。
桜菜に贈られた、桜菜図書館のメッセージ本には…
成長記録のように、日々の思い出や節目行事の様子が綴られてて。
まるで俺まで、その成長を見守って来たかのような錯覚に包まれて…
ある程度読んだ所で、ハッとした。
写真集や大人向けの本がズラリと並ぶ、隣の本棚を映して。
まさか、とゆう思いで…
1番右上にある、続編のような道の写真集を手に取ると。
開いた見返しに、唖然とする…
《○年10月、愛する道哉へ
本当に、本当に、ごめんなさい。
それでも私は、この先もずっと…
道哉への想いを断ち切る事は出来ません。
迷惑なのはわかってるけど…
ちゃんと心に閉じ込めておくので、どうか許して下さい。
そしてこれからも、毎月メッセージ本を贈ります。
といっても、直接贈れないので…
道哉へのメッセージ本を、自分に贈りたいと思います。
意味ないですか?
はい、自己満です。
ほんとは道哉図書館を作りたかった私の、
裏図書館です。
勝手だけど願わくは、今までの繋がりを残させて下さい》