彼は黒で彼女は白〜俺様社長の甘い罠〜
驚き過ぎて、言葉が出ない雪。
『今夜、お時間を私にください。待ち合わせ場所は、携帯の方にメールで入れますので、あ、アドレスは変わってませんよね?』
「…ぇ、あ、黒澤社長の携帯をご存知なんですか?」
その質問に、クスッと笑い声が聞こえた。
『白井さん、貴女のですよ。』
「…ぇえ⁈」
『あーマズイ。受付さんが凄い顔で睨んでるので切ります。では』
「…へ、あ!鮫島さん!」
ツーツーツー。
電話は切れてしまった。雪はただただ呆気にとられて放心状態。
社長にご面会と言っていた筈。それなのに、何故雪に会おうというのか?
大体、琉偉と義人に面識はあるのか?疑問ばかりが頭に浮かぶ。
そんな中、雪の携帯が鳴った。…義人からメールだった。
《今夜7時 帝國Hotel最上階のラウンジに来てください》
クリスマスの夜、雪は義人からフラレタ。それが何故、今になって会おうと言うのか。…行く義務など、雪にはない。行かなくてもいい。会いたくない。
『今夜、お時間を私にください。待ち合わせ場所は、携帯の方にメールで入れますので、あ、アドレスは変わってませんよね?』
「…ぇ、あ、黒澤社長の携帯をご存知なんですか?」
その質問に、クスッと笑い声が聞こえた。
『白井さん、貴女のですよ。』
「…ぇえ⁈」
『あーマズイ。受付さんが凄い顔で睨んでるので切ります。では』
「…へ、あ!鮫島さん!」
ツーツーツー。
電話は切れてしまった。雪はただただ呆気にとられて放心状態。
社長にご面会と言っていた筈。それなのに、何故雪に会おうというのか?
大体、琉偉と義人に面識はあるのか?疑問ばかりが頭に浮かぶ。
そんな中、雪の携帯が鳴った。…義人からメールだった。
《今夜7時 帝國Hotel最上階のラウンジに来てください》
クリスマスの夜、雪は義人からフラレタ。それが何故、今になって会おうと言うのか。…行く義務など、雪にはない。行かなくてもいい。会いたくない。