深夜0時、キミと待ち合わせ。
真夜中くんの休日……。気になる……。


「あー、お腹いっぱーいっ!休みの日はゆっくりご飯食べれていいよねぇ」

「そうだね……」


柿崎さんが、大きく伸びをして、前髪に大きめのクリップを挟んだ。

デートだから、今からメイクだろう。


私も着替えてから、図書館に行こう。

開館時間は10時だったはずだから、まだ2時間もあるし、ゆっくり準備でちょうどいい。


「紗帆ちゃーん、今日何か予定あるの?」

「え?私は……図書館……」


言ってて、ちょっと情けなくなる。

私って、本当にそればっかり。
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