深夜0時、キミと待ち合わせ。
「せっかくふたりが一緒にいれるようになったのに、邪魔すんのも悪いし。……あ」

「?」


いいことを思いついた。
そんな顔で、真夜中くんが私を見る。


「今度から、俺が無言ちゃんの部屋に行けばいいのか」

「え」

「そしたら、柿崎もわざわざ戻る必要なくなるし」

「え、あの……、え?」


私の部屋?

柿崎さんがいない状態で?

私と真夜中くんの……ふたりだけの?


それは、つまり。
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