~こどもの恋愛~それから…1
………タイミング悪いよ…。
「神谷君、お疲れ様。」
留里のお父さんとお母さんだ。
お父さんは税理士事務所を開いていて、普段はとても忙しい人だ。
人の良さがにじみ出していて、俺にも良くしてくれる。
家族を愛し、奥さんに頭上がらないけど、良いお父さんだ。
「こんばんは。お邪魔してます。遅くなってすみません。」
俺たちは、四人でリビングのソファに移動した。
美玖さんが、お茶を淹れてくれる。
しばらく四人で、今日の卒業式のことや、他愛のない話をしていた。