誰にでも優しい上司に困惑


お風呂から上がりリビアへ行くと
大智さんがソファで眠っていた


風邪引いてはマズイと思い
起こそうか、ブランケットを掛けようか
悩みながら大智さんの元へ行く


眠っている大智さんの顔を見たら
起こすのを躊躇してしまう
だからブランケットを掛けた


寒くならないようにヒーターの温度を上げようと、立ち上がろうとした時


グイッと腕を掴まれ引き寄せられた
ドンっと、大智さんの胸に顔をうずめる形になってしまい、起き上がろうとしたけど、大智さんにまたも抱きしめられて
身動きができない状態だ



『た、大智さんっ!』



「凛さん、やっぱり不安だよね?」



そう言って、また頭を撫ぜている



『……不安です…ね』


そういうと、大智さんの腕が緩んだ
私は少しだけ身体を起こし大智さんを見る



「そうだよね、……その不安、少しでも和らげたいって思ったらダメかな?」



そう言って私の頬に触れた大智さんの手はとても優しくて温かい



やっぱり好きだと思ってしまった私は
大智さんの申し出にただ頷くしか出来なく
大智さんはゆっくり私に近づいてきた
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