誰にでも優しい上司に困惑
『ねぇ?何処に行くの?』
大智さんが作ってくれたお昼ご飯を食べ
着替えた私たちは車に乗り込んだ
大智さんから出掛けるっと
言っていたけど、何処とは言われていない
さすがに車に乗ったら言ってくれるかと思ったけど、やはり教えてくれない
大智さんの横顔を見ていたら
昨日の事を思い出してしまう
何度、キスをしたか、
何度……だきしめてくれたか……
うっ……
だめだー、
思い出すだけで
顔が真っ赤になるのがわかる
大智さんに気づかれないように
私は頬を手で冷やす
「凛さん、俺だけ見てくれたらいいよ。凛さんは何も心配する必要無いから」
そう言って、車を停めたのは
コインパーキングだった
大智さんに見とれていて
全く気がつかなかった
ここは前に働いていた会社の近くだ
松川さんと同じ……
えっ?
……もしかして……
そう思い大智さんを見れば
私に手を差し伸べていた
その手を私は取る
しっかり握ってくれるの大智さん
やはり、その手から
「大丈夫」
そう伝わってくる