You…
「それって晃くんの好きなコが、奈々だからじゃないの?」


そんな声が聞こえて、あたしは我に返る。


「はっ!?あたし…!?」

「そんな驚くことじゃないでしょ」

呆れたようにため息を吐くエミ。


「なに、その冗談っ。あたしなわけないじゃん!」


今までそんな素振り、一度だって見たことがない。

それにあたしたち、幼なじみだよ…!?


「アタシは2人を見てて、そう思ってたけど」
< 24 / 437 >

この作品をシェア

pagetop