You…
だから、晃がそう言うなら、徐々に納得してきた。



その日はなかなか眠れなかった。


ドキドキして、目がパッチリと開いてしまう。

まるで、遠足前日の子供みたい。


そんなことを考えているうちに、あたしはいつの間にか眠っていた。



次の日。


「奈々ーっ。準備できてるかー…」

「もちろん!」


あたしは晃が迎えにきたときには、すでに玄関でサンダルを履いていた。
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