You…
変な風に見られたかな…。


恐る恐る、瀬川先輩に目を向ける。


すると、瀬川先輩は驚いたように口をあんぐりと開けていた。


「奈々ちゃんって、普段そんなにテンション高いんだ…」


ヤバイ、引かれたっ…。


今まで瀬川先輩の前では、“おしとやかキャラ”で振る舞ってきた…つもり。

それが、テンションが上がってしまったあまり、素が出てしまった。


この素のあたしを知っているのは、晃と優花。
< 89 / 437 >

この作品をシェア

pagetop