You…
そして、楽しい時間はあっという間に過ぎていき…。


…太陽が西に傾き始めた頃。


「あれ?どこ行ったんだろう?」

「もしかして、…はぐれた?」


ふと気がつくと、晃と優花の姿がなかった。


さっきまでいっしょにいたはずなのに…。


「あっ!」


そのとき、瀬川先輩が短い声を上げた。


「晃からだっ」


携帯の画面をあたしに向ける、瀬川先輩。
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