いい人に恋してます。
「でもさ。」

いい感じにクタクタになったネギを摘みながら優子が言った。

「あの柏木さんが抱きしめたりなんかするかな、妹を。」

その言葉に、一瞬どきりとしたけれど、これ以上期待してまた落とされるなんて嫌だ。

「妹が震えてたから、慰めようとしてくれたんだよ。」

いや、私は本当の妹じゃないけどね。




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