いい人に恋してます。

「悪い、悪い。そんなびっくりすると思わなくて。」


そう言いながら楽しそうに肩で笑っているのは柏木さん。

あぁ、今日も格好いい。


「ま、座ってくれよ。」


と、いつの間にか私の弾き飛ばしてしまった椅子を元に戻してくれている。


柏木さんや周りに気づかれないように深呼吸をして席に座ると、はい、と柏木さんが紙コップを渡してくれた。


中身は私の大好きなカフェオレだ。


私の所属する総務部と柏木さんの所属する営業部の間にある自販機で買ってくれたんだろう。


「ありがとう。」


笑顔でお礼を言うと柏木さんは優しく微笑む。


柏木さんのその優しくて朗らかな表情にいつも胸が痛くなるほどときめいてしまう。


あぁ、柏木さんのことほんとに好きだなって再確認してしまう。

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