いい人に恋してます。
意を決して浴室から出る。
高鳴る鼓動を抑えつつ、ベッドへと向かうと想像していなかった光景が目に飛び込んだ。
ベットの上で、まるで猫のように丸まっている文乃の姿。
すーすー、と規則正しい息遣い。
寝てる。
まじかよ。
若干痛くなったこめかみを片手で抑えつつベットへ近づくと、安心しきったように気持ち良さそうに眠る文乃。
その表情に愛しさを感じて、頬を撫でる。
そうだよな、今日は疲れたよな。
特に文乃は今日一日泣きっぱなしだった。
そりゃ、深い眠りに落ちるだろう。