バンテスト魔法書の保持者
敵とかは信用しないけど、仲間とか身内は拷問されても裏切らない人。


身内に裏切り者がいたら、一発でend。


この人は、絶対に表でしか生きられない人種。


いい人なんだろう。


「食事?俺らと」


お邪魔虫扱いしてくるライドさん。


私も、この人と食事するのは遠慮したい。


私は、リオウの腕を引っ張った。


「何だ?」


「2人で食べたい」


食堂はざわざわしていて、おそらくリオウにしか聞こえなかっただろう。


レイトさんとライドさんは、フィナード先輩と話をしていてこっちには目線を向けていない。


「でも、ここで断ったらお前の立場も‥‥‥」


「大丈夫。あの3人、私と食事するの嫌そうだから。言い訳、いくらでもできる」


「‥‥‥‥‥わかった」


自分で断ればいいのだけど、あの3人、ましてやハンラルトの王子とは目線を合わすことすら嫌。


食事するときには、更に貴族や王族が増える。


庶民、ましてやワースト1の私が入ると、周りから睨まれる。


だけど、ここの料理は気になる。


我がまま?自己中心?


自分が一番知ってる。


「レイト、ライド、悪いがリューラと2人で食べる」


「え?何でだよ。リオウには聞きたいこといっぱいあんのに」


ライドさんはリオウの言葉を聞いて、私を睨みつけた。


すごい敵意。


私、何かしたっけ?


「明日にしてくれ。リューラ、行くぞ」


「(コクリ)」
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