バンテスト魔法書の保持者
ランナとルリは楽しみなのか、どこかウキウキしている。


それにしても、ルシータの使い魔ってなんだろう?


気になる‥‥‥


「リューラさん、私に何か?」


ジッと見つめ過ぎたのか、ルシータが首を傾げながら聞いてきた。


うーん、でも、聞くのもちょっと‥‥‥


「もしかして、私の使い魔?」


「(コク)」


「あ、私も2人の使い魔気になる」


「わ、私も興味あるかな~」


ランナとルリに見られ、私はルシータを見た。


「私は別にいいですけど、リューラさんはやっぱり無理でしょう?」


「ん、人苦手」


「私の子は人が苦手ではないんですが、初対面の方には厳しいというか失礼なんですよ。またの機会でもいいですか?」


「ええ、もちろん」


「うん」


キーンコーンカーンコーン


授業のチャイムがなり、ランナ達は自分の席に戻っていった。


使い魔召喚、ちょっと楽しみになってきた。


ウキウキした心をしたまま、私は授業に耳を傾けた。

























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