溺愛伯爵さまが離してくれません!
昨日は珍しく早めに帰宅なされた伯爵さま。
ゆっくりと休まれているのかと思いきや、まさか部屋であんなになるまでお酒を飲まれていたとは・・・。

水差しとコップを手に持ち部屋へと戻ると、机で未だ唸る伯爵さまにコップを差し出します。
それを受け取ると、伯爵さまは勢いよく飲み干しました。

「っは・・・。はあ・・・。ああ、ありがとう、リーナ」

「まだお飲みになりますか?」

「・・・うん。悪い」

伯爵さまは頭に手を置いたまま肘を付き、その場から動きません。
何かを思い詰めたように、厳しい顔をしていらっしゃいました。

「どうなされたのですか?伯爵さま」

「・・・いや、何でもない。ちょっと飲みたくなってね。少し飲みすぎてしまっただけだよ」

「珍しいですね。どんなに飲んでも、机で寝るなんて事は今までありませんでしたのに」

「・・・・」

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